青森県内で夏かぜの一種・ヘルパンギーナの流行が拡大していて、5つの保健所管内に警報が出ています。また、新型コロナウイルスの患者数も増加しています。


県によりますと、7月30日までの1週間に報告されたヘルパンギーナの患者数は405人で、前の週から50人増加しました。1医療機関当たりの患者数は、県全体で10.66人となり、2006年の統計開始以降で最多です。保健所管内別では、東地方・青森市で18.43人になるなど、依然4つの管内で多い状態が続いているほか新たに弘前で警報基準を上回ったため、むつを除く5つの管内に警報が出されています。

一方、新型コロナの患者数は494人で前の週から144人増加しました。1医療機関あたりの患者数は県全体で8.23人、むつ管内では13.33人となるなど、増加幅が大きくなっています。このほか乳幼児が感染し、呼吸困難などの症状を起こす「RSウイルス感染症」も流行の兆しを見せていて、県は基本的な感染対策の徹底を呼びかけています。