台湾で現役の陸軍中佐や退役軍人らが機密情報を中国側に漏らしたとして、検察当局の捜査を受けていることがわかりました。

台湾国防部や現地メディアによりますと、陸軍の「航空特戦指揮部」に所属する中佐は、仲介者を通じて中国側に軍の機密情報を漏らした疑いがあるとして、先月末から検察当局の捜査を受けているということです。

中佐は現在、身柄を拘束され、接見禁止を言い渡されています。

この事件では、ほかにも退役軍人を含む4人が捜査の対象になっているということで、台湾国防部は「台湾の人たちを裏切る行為に心を痛めていて、厳しく非難する」としています。