浜松市は「有機フッ素化合物」が伊佐地川と新川周辺の河川などで国が定める指針値の最大28倍の値が検出されたと発表しました。
浜松市によりますと「有機フッ素化合物」が指針値を超えて検出されたのは、伊佐地川と新川周辺の河川と地下水です。このうち、北部承水路支流で1リットル当たり1400ナノグラム、北部承水路で1リットル当たり280ナノグラムと、それぞれ暫定指針値(1リットル当たり50ナノグラム)を上回る値が検出されたということです。
「有機フッ素化合物」は、水や油をはじく、熱に強い、光を吸収しないなどの独特の性質を持っていて、撥水剤やコーディング剤などに用いられてきました。しかし、自然界でなかなか分解されない性質や有害性などの懸念があり、製造・使用などが制限されています。このような性質を受け、環境省は2020年に「有機フッ素化合物」を水質汚濁防止法で規定する「人の健康の保護に関する要監視項目」に位置づけました。
今回の検査では、伊佐地川と新川周辺の河川、8地点の内2地点で指針値を大幅に超える物質が、15地点の地下水のうち4地点で指針値を超える物質が検出したということです。
浜松市によりますと、水道水については検査の結果、水質の安全性を確認しているということです。また指針値を超えた地下水を水源とする井戸の所有者へは、飲用への利用を控えるよう保健所から助言しているということです。浜松市は、今後も周辺や上流の河川について調査を進める方針です。
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