遺体から事件性の有無などを調べる捜査を「検視(けんし)」といいますが、その「検視」に20年以上携わり、2,200体を超える遺体と向き合ってきた長野市の医師に、警察協力章が贈られました。

警察協力章が贈られたのは、長野市の開業医、徳武光貴(とくたけ・こうき)さん78歳です。

徳武さんは長野中央警察署の検視等立会医師として、20年以上にわたり2,200体を超える検視を行ってきました。

老衰や自殺、時には事件で亡くなった遺体に、徳武さんは常に冷静に向き合ってきたといいます。

■徳武光貴さん
「誰かがやらなければいけない仕事ですし、電話が入ればすぐ行きます。ストレスと感じたことはありません。感情はあるが、感情を入れてはいられない。体が動くうちは電話が来れば行きます」

警察協力章は、警察の活動に長年貢献してきた人に警察庁長官から贈られるもので今年は全国で41人が対象となり、徳武さんは県内で唯一受賞しました。