アルツハイマー病の新たな治療薬「レカネマブ」について、厚生労働省の専門部会が今月21日に国内での使用を承認するかどうか審議することがわかりました。

製薬大手の「エーザイ」などが開発した「レカネマブ」は、アルツハイマー病の原因物質とされる「アミロイドβ」が脳に溜まるのを防ぎ、病気の進行そのものを抑える効果が期待されていて、先月アメリカでは正式に承認されています。

この薬についてエーザイは今年1月、国内での承認を求める申請を行っていましたが、厚労省の専門部会は今月21日に、承認するかどうかを審議することが関係者への取材でわかりました。

「レカネマブ」は対象が早期のアルツハイマー病の患者に限られ、承認されれば、アルツハイマー病の原因物質を取り除くための国内で初めての薬となります。