今のロシアの体制を批判し、独立を目指すロシア各地域の代表らがプーチン政権崩壊後について協議するフォーラムが都内で開かれ、ウクライナ側として戦う反体制派幹部は、侵攻終結後に備え、今から準備するべきだと強調しました。

都内で開かれたロシアからの独立を求める各地域の代表らが集まったフォーラム。参加者からは、プーチン政権を崩壊させ、ロシアの体制を変えなければならないとの声が上がりました。

侵攻が続く中、ウクライナ側として戦う「ロシア自由軍団」の幹部ポノマリョフ氏は、プーチン大統領によるウクライナ侵攻の開始により「ロシア崩壊のカウントダウン始まった」と指摘。将来、ロシアがどうなるか分からないとしながらも、侵攻終結後には「世界のパワーバランスが変わる」と話し、それに備えて今、将来について協議すべきと強調しました。

「ロシア自由軍団」の幹部 ポノマリョフ氏
「将来のことを今話し合わないといけません。ロシアが変わることを待つべきではない。将来のロシアと日本の関係も今話し合わないといけません」

また、チェチェンの独立派幹部は、ウクライナの一部や日本の北方領土もロシアに占領されていると話し、お互いに協力しあうべきだと訴えました。

ウクライナへの攻撃が続く中、ポノマリョフ氏は「ロシア自由軍団」について、ウクライナ軍と協力して戦っているとし、次のように話しました。

「ロシア自由軍団」の幹部 ポノマリョフ氏
「新しい作戦を計画中で、近い将来に行われる。実施されれば自ずと分かるだろう」

ポノマリョフ氏は次の作戦の内容は明らかにはしなかったものの、今後さらにロシアに対する攻撃を強めていく考えを示しました。