立憲民主党の岡田克也(おかだかつや)幹事長が30日に県内入りし、次の総選挙に向けて野党の共闘を進める考えを改めて示しました。
スーツにリュック姿で長野市内のホテルに現れた立憲民主党の岡田克也幹事長。
県連幹部との懇談の目的は総選挙への対応です。
■立憲民主党 岡田克也幹事長
「9月にも解散総選挙といわれるなかで私はかなり可能性は高いと思っていますが」「長野は大いに議席を増やしてもらいたい」
冒頭以外非公開で行われた懇談。

立憲民主党は現在、1区から3区で候補者を決めていますが、岡田幹事長は、空白区の4区と5区での擁立も含め、早期の解散に備えるよう求めたということです。
一方、その4区と5区で候補者の擁立を模索する国民民主党。
党の認知度を高めようと9月から県内で政治塾を開きます。
立憲民主党との重複は避けたいとする一方、候補者の発掘につなげたいとの思いもあります。
■国民民主党 大塚耕平代表代行
「もし政治塾に参加する人の中に(候補の)対象となる方がいれば、もちろんそういう方向になると思います」
一方、日本維新の会は、野党共闘には応じない姿勢です。
■立憲民主党 岡田克也幹事長
「残念ながら維新の馬場さんの話なんかを聞くと自民党が増えてもいいんだと。立憲が減ればいいんだと。野党が協力して与党(の議席)を減らす当たり前のことができない。これはとても残念です」

共産党は野党の共闘は必要としつつ、立憲民主党が4区で候補者を擁立すれば共闘はできないとの構えです。
早ければ秋にも想定される総選挙に向け、県内でも野党間の駆け引きが活発になりそうです。














