自民の票も立憲の票も取りに行く。「マッチョな右右右」の票狙いではない

ーー(維新は)自民党の票を取るのか、それとも立憲の票を取るのかと、すぐ思ってしまうのですけれど、どう見ていらっしゃいますか?

日本維新の会 馬場伸幸代表:
現実的には自民党さんからも立憲民主党さんからも票をいただくということになると思います。無党派の皆さん方も、もう政治に期待できないねという方々は、維新にもう一度期待をしてみようかという方もいらっしゃると思います。

ですから我々は、政治の前例、慣例をぶち壊して、新しい政治をやっていくということを言っていますので、自民党を支援されていた方も立憲民主党を支援されていた方も一度維新に期待してやろうかと。それぞれの政党には固い岩盤的な支持者もいらっしゃれば、軽いフワッとした支持者の方もいらっしゃいますので、そういうフワッとした方々というのは、そのときそのときで政治的な判断をされて投票されるというデータも出ていますから、できるだけ多くの票を。

ーー維新の成り立ちから見ると、安倍さんを支持したような、もうちょっと右寄りの保守の人が維新を支えるのかなと思ったらちょっと違いますね?今の言い方だと。

日本維新の会 馬場伸幸代表:
そうですね、我々も「マッチョな右右右」ということを志向しているわけではなしに、できるだけ多くの方からご支援をいただくと。ですからいろんな法律の中でも、そういったもちろん弱者の皆さん方に対する配慮も必要ですし、最も申し上げたいのはやっぱり税金を納めているタックスプレーヤーの皆さん方に対する行政サービスをいかに充実させていくかと。これなかなか自民党ではできないんですね。

自民党はやっぱり支持されている団体とか企業がありますので、まずそこに目がいってしまう。だから、なかなかそのエンドユーザーである国民の皆さん方に即効性のある行政サービス提供できないという欠点がありますので、我々そういうところを汲み取っていく。また大阪でやってきたあの有言実行でやってきたことを全国に広げさせてくださいというのが売りですから、いろんなことを考えておられる方々からもご支援をいただきたいなというふうに思います。