代表就任後に初訪米 トランプ氏の政策に“維新は近い”?

ーーこの前、アメリカに初めていらしたと。そのときの、カート・キャンベルさん、それから共和党のハガティ上院議員さんらとお会いになったとか。経済政策からいうと「(維新の考え方は)バイデンさんよりトランプさんの方に近い」とおっしゃいましたよね、それがすごく気になって。最後に教えていただけますか。

日本維新の会 馬場伸幸代表:
今のバイデンさんもトランプさんも100点満点の政治はできないと思います。これはアメリカであろうが日本であろうが同じことだと思いますが、日本に最も今必要なことは、経済成長。これ経済成長の柱は、国民の皆さん方お一人お一人の可処分所得をいかに増やしていくか。加えてどんどん上がっていく国民負担率、これをいかに上振れしないように止めるか、できれば下げていくということが必要だと思います。

ーー切実な問題ですよね。

日本維新の会 馬場伸幸代表:
もう一つの柱は、やはり経済成長を考えたときに、規制緩和というのは非常にこれからの日本に大事になってくると思います。ですから私がなぜトランプさんがいいかということを申し上げたかというと、あの方は1つの新しい規制であるとか1つの新しい政策を提案されたときに、「それなら(=2つ提案したなら)、2つをスクラップにしろ」と。そういう方針を徹底的に貫かれたということなんです。

今、日本をみると、規制緩和とか言いながら、なかなか今までの規制を緩和しない。逆に言うと何か新しい規制をどんどん作っていくというような状況になって、非常に経済の伸びしろ押さえるような政治になってしまっていると思います。私はこの規制緩和というのは非常にこれからの日本にとって必要だと思いますから、トランプさんのそのやり方ですね。そういうのはぜひ参考にしていくべきだという意味合いで、申し上げたところです。