■世界水泳選手権 競泳6日目(28日・マリンメッセ福岡A館)

女子50mバタフライ予選に出場した池江璃花子(23・横浜ゴム)は25秒50の全体3位で午後の準決勝進出を決めた。

6年ぶりの世界選手権、池江は女子50mバタフライ予選7組に登場した。今大会8レース目、この種目は池江にとって本命と言える種目で、直前合宿では「50mバタフライはずっと前から力を入れている種目なので決勝にいきたい」と話していた。レースは、課題とするスタートで出遅れたものの、その差を泳ぎで挽回。25秒50の7組3着でフィニッシュした。全体3位で準決勝進出。レース後「好記録が出たのはうれしい。今までは歓声を聞いてレース直前に泣きそうになったが、今日は心地よく感じた。結果を出したいという気持ちになった」と話した。

1位通過は、予選7組で池江の隣を泳いだサラ・ショーストロム(29・スウェーデン)。闘病中に「Never give up!!」と手のひらに書いたメッセージで池江にエールを送った親友とともに、準決勝へ駒を進めた。「予選からサラ選手の隣で泳げたのは自分にとって大きかった、準決勝でも隣で泳ぐのでしっかり焦らずついて行って、決勝に駒を進められるように頑張りたい」と意気込んだ。

池江は今年5月、4年ぶりの海外遠征に参加し、フランス、スペイン、モナコを転戦するヨーロッパグランプリに出場。得意の50mバタフライでは3大会すべてで表彰台に上がり、海外のトップ選手たちに存在感をアピールしていた。

池江は、大会8日間で7種目(個人4種目・リレー3種目)の出場を予定している。
池江と同組の相馬あい(25、ミキハウス)も7組4着、全体8位で準決勝に進んだ。

【池江璃花子 結果と出場予定】
23日 女子100mバタフライ 予選敗退
   女子4×100mフリーリレー 8位入賞
26日 混合4×100mメドレーリレー 7位入賞
27日 女子100自由形 準決勝敗退
28日 女子50mバタフライ 
29日 女子50m自由形
30日 女子4×100mメドレーリレー