
大きな課題となったのは、各医療機関からは助産師の養成が求められている一方で、子供を産むことできる場所は減り続けていることです。青森県全体の分娩施設は10年前、33か所ありましたが、現在は25か所になりました。このうち、八戸市は6か所から4か所になり、三戸郡は唯一の分娩施設だった五戸町の病院が現在は休止していました。

さらに、2024年から医師の働き方改革が始まることなどで、病院や医師の集約が進み、今後、分娩施設はさらに減る可能性もあります。そのなかでも、周産期医療を充実させるきっかけになることを願い、八戸市立市民病院は、学生の実習受け入れを決めたといいます。

※八戸市立市民病院 周産期センター 田中創太所長「今後、医師の集約化など厳しい状況になっていく可能性があるので、最初のうちに高度な医療を行う病院で研修した助産師がその後、離れた地域に行って妊婦検診とかそういう医療に携わるといい流れができるのではないかと」














