27日の長野県内は上田で最高気温37.2度を観測するなど各地で猛暑日となりました。午後には大気の状態が不安定になり伊那ではひょうが降りました。

昼過ぎに今年最高となる36.2度を観測した長野市。

市内のプールには大勢の子どもたちが訪れ気持ちよさそうに水遊びを楽しんでいました。

■子ども
「楽しい」

■母親
「毎日毎日本当に暑いので昼間はプールが本当にありがたいです」

各地の最高気温は上田で37・2度南信濃で36.9度など県内30の観測地点のうち9か所で猛暑日になりました。

こうした中、消防によりますと県内では少なくとも16人が熱中症とみられる症状で病院に搬送されました。

重症が1人、中等症が6人、軽症が9人となっています。

重症とみられる木曽地域の80代の女性は昼前に畑で倒れているところを発見され、体温が40度近くあったということです。

一方、伊那市では午後3時ごろ、雨に交じって大粒のひょうが15分ほど降ったということです。

気温の上昇と上空の寒気の影響で大気の状態が非常に不安定になり、県の中部や南部を中心に激しい雨となったところがありました。

県内は28日も長野や松本で猛暑日が予想されるなど厳しい暑さとなる見込みです。

また、午後は大気の状態が非常に不安定になるとして、気象台は低い土地の浸水や土砂災害などに十分注意するよう呼びかけています。