27日朝、大北地域の住宅の庭にクマが現れました。
けがをした人はいませんでしたが、専門家は夏休みのこの時期は登山やキャンプなどの際に特に遭遇しやすいとして注意を呼びかけています。


27日朝、大北地域の住宅の庭でクマが撮影されました。

茂みの中にある木の切り株の皮をはがして、アリなどを食べているよう見えます。

撮影した人によりますと、午前8時すぎ、自宅の裏庭でガサガサと大きな音がし、窓から覗くとクマがいたということです。

クマは10分ほど庭にいて去っていったといいます。

このエリアでは、夏の時期にはよく目撃されるということです。

県によりますと、春先の気温が高かったことで山の食べ物が例年よりも早くなくなったことで、今年はクマの目撃件数が増えていて、6月は前の年のおよそ2.3倍、288件の目撃情報があります。

専門家は、夏はクマにとってエサが少なくなる時期で、登山やキャンプなどで特に遭遇しやすいといいます。

■NPO法人ピッキオ クマ保護管理チーム大嶋元(おおしまげん)さん                     「もし出会ってしまったら絶対に焦らない。クマを刺激しないようにさわがない。静かにしていること。そしてゆっくりと引き下がること」

クマと遭遇することを避けるためにも、鈴を持って行動したり、外に食べ物を放置しないなどが必要です。