夏の全国高校野球長野大会は27日に決勝戦が行われ、松商学園と上田西が決勝にふさわしい、“熱戦”を繰り広げました。
72チームの頂点に立つのは松商学園か・・・それとも上田西か・・・。


甲子園出場をかけ、強豪校同士が激突しました。

初回、松商は2アウト3塁のチャンスに4番・市川。

センター前に運び、先制に成功します。

上田西は3回、2アウトランナー1塁で、プロ注目の3番・横山。

打球はライト線を抜け、1塁ランナーが一気にホームイン。

同点に追いつきます。

その後は、両チームのピッチャーが要所を締め、中盤にかけて緊迫した投手戦が繰り広げられます。

試合が動いたのは8回でした。

上田西は連続フォアボールで1アウト1塁2塁のピンチを招くと、野手の横山をマウンドへ。

しかし、連打を浴びるなど3点を奪われ、流れが松商に傾きます。

上田西はその裏、1アウト2塁3塁とし、4番・小林の2点タイムリーツーベースで1点差に。

ここで松商はエースの大塚をマウンドに送ります。

対するのは5番・片平。

1ボールからの2球目をレフトポール際へ運ぶツーランホームラン。

上田西は、この回一挙6点を挙げ試合をひっくり返しました。

3点差で試合は最終回へ。

ここで松商打線が意地をみせます。

4連打で2点をあげ一気に1点差に。

なお、一打逆転のチャンスをつくりましたが、一歩及ばずゲームセット。

上田西が7対6の接戦を制し、8年ぶり3度目の甲子園出場を決めました。

長野県の頂点に立った上田西。

敗退した71チームの思いを背負い、甲子園の舞台で躍動します。