新潟県が27日に発表した『感染症情報』によりますと、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の定点当たりの報告数が、前の週と比べて1.65倍に増えていたことが分かりました。

27日に発表された新潟県内の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の1医療機関あたりの患者数は、全県で12.98でした。
これは前の週の7.88と比べて1.65倍で、実際の患者数は1090人です。

5類に移行して以来、定点報告数が10を超えたのは初めてです。

一方、入院者数は120~150人程度で先週より減少していますが、病床使用率は11%程度に上がっています。

症状別にみると、7月17~18日の間に重症者1人、19~20日の間に2人の報告があったということです。
中等症の患者は15~20人程度で、こちらは横ばいで推移しています。

新潟県は、発熱や咳などの症状がある場合は外出を控えるほか、手洗いなどの基本的な感染対策の徹底を引続き呼び掛けています。

新型コロナウイルス新規感染者数については、5月7日までは『全数把握でしたが、5類移行後はあらかじめ指定された84の医療機関からの報告に基づく『定点把握になっています。