2021年、宮城県白石市の小学校で防球ネットの支柱が折れて児童2人が死傷した事故を受け、岩沼市の小学校で学校施設の安全点検講習会が開かれ、教員が施設の点検の仕方などを学びました。
岩沼西小学校で開かれた講習会には、県内の小中学校の教員39人が参加しました。参加者は、まず白石工業高校建築科の教員から、学校施設の点検時期や点検の方法を学びました。その後、グループに分かれ、校庭の遊具などを見て回りました。

この小学校では、フェンスの柱の根元が土に埋まっていて、こうした状態が続くと腐食する可能性があると指摘されました。
白石工業高校建築科の教員:
「鉄製だからといって、決して安全ではないんだという認識を持って」

参加者:
「子供たちがどう、ここを使うのか、大人が想像したうえで点検することが効果的だと思いました」

この講習会は2021年、白石市の小学校で防球ネットの支柱が折れて児童2人が死傷した事故を受け、去年から開かれているものです。県教育委員会は、教職員向けに遊具の点検方法を解説する動画を公開していて、引き続き、施設の安全管理を徹底するとしています。