公立高校入試について宮城県教育委員会は、インターネット上で願書を提出できる「Web出願」の導入に向け本格的な議論を始めることになりました。
県庁では26日、高校入試に関する審議会が開かれ中学・高校の校長や大学教授ら11人の委員が出席し、願書の記入や提出をインターネット上で行う「Web出願」が議題に上がりました。
猪股智秋委員(宮城教育大学附属中学校校長):
「私立はWeb出願になって働き改革の面でだいぶ楽になった。ぜひ公立でもという声が先生方の中では非常に高くなっている」

委員からは「セキュリティなどの課題もあるが利便性の方がまさっている」など、肯定的な意見が上がり今後、「Web出願」の導入に向けて専門家らによる委員会を設置することが決まりました。
田端健人審議会委員長(宮城教育大学教職大学院教授):
「どういう導入の方法が宮城県の中学生・保護者にとって良いか専門的な議論を重ねていってメリットと課題を洗い出す必要があると思う」

年内に議論を開始し導入時期や課題などを話し合う予定です。また、26日は、現在の中学2年生が受験する再来年の高校入試について、第一次募集の試験日を3月4日、合格発表を3月13日とする日程案も示されました。