猛きん類のはく製設置にロケット花火 20年間に数々の対策
なぜムクドリは街なかに住みついたのか。それは天敵から逃れるためです。ムクドリはもともと市の郊外に生息していて、田んぼの害虫を食べる良い鳥・益鳥でした。

しかし、ハヤブサやフクロウなどの天敵、猛きん類から逃げるために、人出の多い街なかをねぐらにしているということです。福島駅前にはおよそ5000羽が集まって、鳴き声の騒音や、建物や道路がふんで汚されるなど問題となっています。
福島市ではおよそ20年、数々の対策を講じてきました。猛きん類のはく製を木の上に配置するほか、2020年には「大作戦」と名付けて、ロケット花火でムクドリを追い払っています。
結果、その数は、およそ1万羽から半数にまで減ったということですが、それでも騒音などは収まっていません。今回のように定期的に拍子木を打って追い払っても効果は一時的で、また戻って来てしまうということです。

何かいい対策はないのか、市では頭を悩ませています。