夏の高校野球県大会は22日と23日の週末に準々決勝が行われました。
甲子園春夏あわせて11回の出場で14勝をあげ、この夏で勇退を表明している名監督が率いる日本ウェルネス長野も初のベスト4入りに挑みました。

日本ウェルネス長野の中原英孝(なかはらひでたか)監督78歳。


松商学園や長野日大を率いて県内の最多の甲子園14勝をあげている名将です。

監督通算40年となる今年、ユニホームを脱ぐことを表明しています。

■中原監督
「人生のある意味40年という節目で、ここまでやれた、高校野球に携われたということも自分でもうれしいし、よくやったなと思う。40年間の集大成ですから燃えています」

23日に行われた準々決勝2日目の第2試合、ウェルネスは小諸商業と対戦。

初回、2本のヒットで2点を先制します。

一方、小諸商業は2回、連打でチャンス作ると、相手のエラーで1点を返します。

その後、追加点を奪ったウェルネスは、5対1で迎えた最終回に6番・杉浦が、スリーランホームランを放って勝負あり。

初のベスト4進出を決めました。

■中原監督
「大量得点にはならなかったが1点1点とある意味では相手が一番嫌がる展開になったと思う。生徒が頑張って贈り物(甲子園出場)をいただきたい」

一方、松本第一と都市大塩尻の顔合わせとなった準々決勝の第1試合。

1点を追う都市大塩尻は2回、7番・伊藤のセンター前ヒットで逆転に成功します。

さらに5回にヒットと相手のエラーで追加点。

そのまま3対1で逃げ切りました。

準々決勝はそのほか、上田西が2対0、松商学園が11対0で勝ち25日の準決勝へ駒を進めました。

準決勝は上田西と日本ウェルネス長野、都市大塩尻と松商学園が対戦します。