きょう、親子を対象に川の事故に備えるための講習会が行われました。

上村彩子キャスター
「夏休みに入り、川へ入る機会も増えることから、川の水難事故防止のための講習会が行われています。今は救助用のロープを投げこむ練習をしています」

警察庁によりますと、去年、水難事故による中学生以下の死者、行方不明の発生場所では半数以上が河川だったということです。

講習会では川に入る場合、ライフジャケットの着用が望ましいことが呼びかけられました。

実際に体験しながら取材しました。川に流されてしまった場合の練習です。

「まずは何もしないです、流れに身をまかせます。体力を温存しておくのです。足を前に出してください、石があったときによけるためです」
「一人で流れているよ。うまい、うまい」

流れには逆らわず、足を流れる方向に向けます。障害物を目視でき、足で蹴るなどして避けられるからです。

さらに、流れが弱くなったところを見つけたら、川下の岸の方へ泳いでいく練習も行われました。

小学2年生
「(Q.自分でどうにかできそう?)うん、がんばる」

母親
「(Q.子どもだけで川に行かないでと言っても)行くんです。心配ですね、事故が多いですからね」

日本赤十字社東京都支部では毎年、講習会を行っていて、痛ましい河川での事故を少しでも減らすことを呼びかけています。