地域産業で活躍するデジタル人材を育てようと、信州大学が県内の製造業5社と連携し、新たな組織を立ち上げました。

信州大学に今年度、新たに発足したのは「工学教育寄附講座」で、県内の製造業5社と連携し、地域全体で「デジタル人材」の育成を目指します。

■天野良彦(あまの・よしひこ)工学部長
「学生へのDX教育を強化する目的と、企業の人材育成に大学も関わらせていただきながら、お互いにウィンウィンな関係になれればいいなと」

今、求められているのは、データを分析し、有益な知見を導き出す「データサイエンス」を活用できる人材だといいます。

新たな寄附講座では、学生がAIやデータサイエンスの基礎を学べる講義を支援し、5社がより実践的な知識を提供。

さらに、大学だけでなく、社会人向けの教育ツールの開発も目指します。

信大が企業と連携し、人材育成を目的とした組織を立ち上げるのは初めてだということです。