松本市独自の動物愛護の基本方針策定に向け、議論を進めてきた懇談会が、動物を取り扱う業者への厳正な監視指導などを市に提言しました。

懇談会は、有識者8人で構成され、動物愛護について市が重点的に取り組むべき施策などを議論し、検討結果を臥雲義尚(がうん・よしなお)市長に報告しました。

松本市では2021年、飼育施設で450頭余りの犬を拘束し、劣悪な環境で衰弱させ虐待したなどとして、ペット事業者の元社長の男が起訴されています。

懇談会では動物愛護の普及啓発などと共に、事業者への厳正かつ的確な監視指導などを提言しました。

■市動物愛護管理推進懇談会 打越綾子(うちこし・あやこ)委員長                                     「業者が例えば現場で説明をごまかすようなことがあった時にそれをきちんと見抜いて問題がどこにあるか、指導していく観察力を市役所の職員には鍛えていただきたい」

報告を受けた市では年内にも基本方針を策定する予定です。