一方の指紋。これら2種類の証拠は、現場から採取されたものと、住人など関係者から採ったものです。

現場から採取した指紋(左)住人など関係者の指紋(右)

ルーペを使って、現場の指紋と関係者のものと一つ一つ突き合わせながら、犯人の可能性があるものを絞っていきます。

難しそうな作業を見て気になった記者が、指紋鑑定について率直な感想を聞いてみると…

県警本部刑事部鑑識課 山本莉可子係長
「気の遠くなる作業です」

「気の遠くなる作業」

鑑定のポイントは、指紋の中で線が止まっているところや枝分かれしているところ。「特徴点」と呼ばれます。