新型コロナ、両県で急増の傾向です。
19日発表された両県の感染者数は鳥取・島根両県とも7週連続の増加傾向となっていて、鳥取県の平井知事は警戒を呼びかけました。
鳥取県 平井伸治知事
「大きな流れで言えば急増している傾向。特に中部西部で多い」

19日の会見で平井知事はこのように警戒を呼びかけました。
鳥取県の今月3日から9日までの新規感染者数は全県で急増していて、定点当たりの感染者数は全県で11.97人と県の注意レベルである10人を超えています。
中でも西部は15.82人と高く、10.33人の中部では翌週も増加傾向にあるということです。
高齢者施設や医療機関での集団感染が相次いでいて、学校の臨時休校も増えているということです。

19日発表された鳥取・島根両県の感染者数はともに7週連続の増加傾向です。
鳥取県が368人、東部106人、中部71人、西部191人、定点あたりの患者数は12.69人で、前週の2倍近く増えた先週よりも増えています。
島根県は332人で、圏域別で松江138人、出雲68人などで、松江と県西部が増えています。定点あたりの患者数は8.74人と、こちらも大きく増加した先週の1.3倍となりました。
その影響は交通機関にも広がりました。

松江市などで路線バスを運行する一畑バスは運転手の新型コロナ感染が相次ぎ、20日の松江管内の路線バスを22便減便すると発表しました。