主に子どもたちがかかるヘルパンギーナなどの感染症が増える中、病児保育のニーズも高まっています。

長野市役所にほど近い長野市早苗町(さなえちょう)の保育施設。

1階には企業主導型の保育園が、2階には病児保育や夜間の保育施設が入っています。

■看護師・大蔵亜美(おおくら・あみ)さん
「こちらが同じ病名のお子さんなので3人一緒に見させてもらっていて、こちらはまた病名が違いますので1人隔離という形で分けさせてもらっている」

施設で受け入れられる子どもは、生後6か月から5歳までの最大で4人。

利用料は1回2000円で、事前の登録が必要です。

「通常の保育園とは様子が違いますので、病状の変化や体調の変化など、こまめにチェックさせていただいています」

毎日、定員の倍ほどの問い合わせがあるというこちらの保育園。

ほかにも、市内と小布施町に2か所、病児を受け入れられる施設があるため、病気の種類や人数に応じてお互いに調整も行っています。

ヘルパンギーナで1歳8か月の男の子を預けていたこちらの女性は、18日と19日に施設を利用しました。

「なかったら困る。先々週とか予約が取りづらかったというのはお聞きしてますけど、とても病児保育は助かっています」

保育園によりますと、回復途中の「病後児」を預かる施設に比べて、感染直後の「病児」を受け入れられる施設はまだ少なく、感染症が流行る時期には需要に応えられない状況だということです。