長野県の松本城に設置されていた、松本市出身の映画監督・山崎貴(やまざき・たかし)さんデザインの大型のフィギュアが、何者かに壊されていたことが分かりました。

松本城を望む公園に展示されているのは、映画監督の山崎貴さんがデザインした大型のフィギュア「ワイキャット」です。

もともとは3体並んでいたのですが…

現在は1体だけです。

残りの2体は17日の朝何者かによって壊されているのが見つかりました。

台座から外れていたり、腕が取れたりといった被害があったということです。

フィギュアはFRPという強化プラスチックでできていて、抱きつくなどして大きな力が加わったと見られています。

■臥雲義尚(がうん・よしなお)松本市長
「悪意を持って破壊をしたというものではないのではないかというのが、現場の職員の基本的な受けとめであります。このフィギュアを大切に取り扱っていただくようにお願いをしたいと思っております」

山崎監督の意向もあって柵などは設置していませんでしたが、被害を受けて松本市では、展示中の1体はチェーンで囲むなどの対策をとりました。

壊された2体は8月中には修復を終え再び設置する予定だということです。