初戦の韓国戦からスタメンを入れ替え臨んだ日本。前日代表戦デビューを果たした筑波大3年の佐藤淑乃(20)を、サーブレシーブが安定している内瀬戸真実(30)に変更するなど、石川真佑(22)、山田二千華(22)、内瀬戸、古賀紗理那(26)、小川愛里奈(23)、松井珠己(24) (サーブ順)を起用した。

登録メンバー14名の平均身長が187.2cmと、日本の176.4cmより10cm以上高いドイツ。眞鍋監督が「身長が高いし男子のようなバレーをする。韓国戦の時のような安定したサーブレシーブをしないと勝てない」と話していた通り、相手にブロックを6本決められるなどその高さに苦しめられた。
第1セットを接戦の末25-27で落とすと、第2セットも一進一退の攻防が続く。途中から石川にかえ井上愛里沙(27)、セッターを松井から関奈々巳(22)へ変更。流れを変えようとするも23-25とまたしても競り負けた。

第3セットは、途中出場の関のミドルを活かした強気なトスワークが冴え、要所をキャプテン古賀が決めきり、25-20でセットを奪う。古賀は現地の実況アナウンサーも「クレイジー」と讃える活躍をみせ第4セットまでで24得点。エースの活躍でフルセットに持ち込んだ。
最終第5セットも一進一退の攻防が続いたが最後は相手のミスもあり逆転勝利。開幕2連勝を飾った。

試合後、現地のインタビューに古賀は「チームとして組織的な動きを意識してきました。最初はサーブが消極的になっていたので、サーブを攻めていこうと話をして修正してできた」と話した。英語のインタビューを通訳したのは今日代表デビューを果たしたチームメイトのオクム大庭ハウィ冬美(23)、流暢な英語で通訳役に買って出た。
次戦は日本時間5日、ドミニカ共和国と対戦する。