加賀市 クマの出没相次ぐ “大量出没”の2020年より早いペース
加賀市によりますと、市内では今年4月から19日までに37件のクマの目撃情報があったということです。今年に入ってから、けが人はいません。

大型商業施設「アビオシティ加賀」にクマが侵入するなど、大量出没が発生した2020年の同じ時期と比べるとおよそ20件多い数だということです。
加賀市は、河川や水路沿いで早朝や夕方の時間帯には特に目撃情報が相次いでいるとして複数人で行動することや音の出るものを身につけることを呼びかけています。
専門家「エサがない端境期」クマが腹を空かせて人里に?
クマの生態などに詳しい、石川県立大学の大井徹特任教授によりますと、クマはこの時期、キイチゴやハチやアリの巣からハチミツや卵を採って食べているということです。

しかし「今はちょうど、山の中に食べ物が少ない端境期にあたるため、お腹を空かせたクマがエサを目的に街なかに出てきた可能性がある」と話しています。