長野県飯田市在住で、ロシア出身の母とウクライナ出身の父を持つ男性の家族が、地元の高校生と「ボルシチ」を食べながら交流しました。

■ニコライ・キリロフさん
「皿は小さいもんで、ふだんはこの3倍の皿。だからあと2回はおかわりしても。大量につくってあるから」

JR飯田駅前の複合施設「ムトスぷらざ」で行われた17日の交流会。

飯田市在住でウクライナからの避難者の通訳を務めているニコライ・キリロフさんと、ロシア生まれで、住んでいたウクライナから避難している母、それにめいの3人が参加し、松川高校などの高校生10人とボルシチを食べながら交流しました。

■高校生
「何歳ですか?」
■めいのダリア・ジュラベルさん
「16歳」
■高校生
「家によって味って違うんですか?」(うなずく)

キリロフさんは母親がロシア、父親がウクライナの出身で、一家は、それぞれの国に親せきや友人が住んでいます。

両国を代表するスープ「ボルシチ」を囲みながら、生徒たちは現地の複雑な事情の一端に触れました。

■高校生
「リモートで勉強してるとか好きな食べ物とか知れたので、少しでも距離が縮まって嬉しかったです」
「高校を卒業してからも、ボランティア活動みたいなのがあったら、参加していきたいなと思いました」