13歳で名人に 銀行員を経てそろばん教室を開く

もはや、そろばんを使うより暗算のほうが速いという土屋さんに掛け算問題を制限時間10秒で何問できるか回答してもらいました。すると、10秒間で7問と、なんと1問にかかった時間は驚異の1・4秒でした。

石巻市出身で4歳からそろばんを始めた土屋さん。なんと13歳の史上最年少で名人の称号を得ます。2002年当時15歳の土屋さんは、ライバルとの激闘の末、日本の頂点に立ちました。

土屋宏明さん(当時15歳):
「来年こそは完璧に勝ちたいですね」

その後、土屋さんは銀行員を経て10年ほど前からそろばん教室を開き4歳から大学生までおよそ100人にそろばんの面白さを説いています。

そろばん教室の生徒:
「日本一って感じがします。左手で書いても負けちゃったりするんで、本当にすごいなあと思います」

そろばん教室の生徒:
「ダジャレが好きな人です。先生に教えてもらい始めてから結構伸びたなって思います」
土屋宏明さん:
「もちろん、計算をできるようになるのは当たり前の話なので、そろばん習うことによって、それ以上に頑張り続けた継続した努力というものをいずれ何かの形で身についてはいると思うのでそれを生かしていただければなと思っています」

0,1秒を争うそろばん競技ですが、その暗算能力は普段の生活でも役に立つことがあるといいます。

土屋宏明さん:
「計算が速いから活きるというのは、買い物とかそういうのはあるかなと思います」

そこで、土屋さんが普段利用しているというスーパーマーケットで買い物の様子を撮影させてもらいました。