2014年の噴火以降立ち入りが制限されている御嶽山噴火口付近の登山道について、7月29日に予定されている規制緩和に向け、現地で安全対策の確認作業が行われました。

規制が緩和されるのは王滝村側の「王滝頂上(おうたきちょうじょう)」から御嶽山山頂の「剣ヶ峰(けんがみね)」に続く「八丁(はっちょう)ダルミ」と、木曽町側に斜面を横切る「二ノ池(にのいけ)トラバース」の二つのルートです。

このルートは、2014年の噴火以来立ち入りが制限されていますが、王滝村では、登山道に避難用シェルターや注意喚起の看板を設置するなどの安全対策を行い、7月29日の規制緩和を目指しています。

18日は、山麓の自治体などでつくる「火山防災協議会」のメンバー30人余りが現地で安全対策を確認し、規制緩和を妨げるような大きな不備はなかったということです。

■御嶽山火山防災協議会・兵藤裕一幹事長
「王滝村さんが報告で上げたきた安全状況はおおむね整備されていたのではないかなと感じた」

■王滝村・橋本悟志総務課長
「さほど大きな問題はないのではないかと。出来る限りは7月29日ということで規制緩和をしたい」

協議会では、きょうの調査内容を王滝村に報告し王滝村長が来週規制を緩和するか最終判断するということです。