ハリウッドスターのトム・クルーズさんが7月17日に出演予定だったイベントを急遽キャンセルし話題に。その背景には、全米で行われている大規模なストライキがありました。なぜストを起こしたのか?詳しくみていきます。

トム・クルーズ来日中止 米俳優16万人ストライキ 損失約4000億円以上か

良原安美キャスター:
ハリウッドスターのトム・クルーズさんが、7月17日に出演予定だった来日イベントを急きょキャンセルしました。背景には、アメリカで行われている大規模なストライキがありました。

トム・クルーズさんは主演映画「ミッション:インポッシブル/デッドレコニングPART ONE」が7月21日に全国公開されるのを前に来日する予定でしたが、14日に映画配給会社の東和ピクチャーズが「アメリカ映画俳優組合がストライキを実施することを決定、日本ツアーは中止となりました」と発表し来日が中止になってしまいました。

背景にあるのが全米16万人が加入する俳優組合と脚本家組合が共に起こしているストライキです。同時にストライキを行うのは63年ぶりのことです。これにより様々な影響が考えられています。Forbesによると▼公開イベントに俳優が来ず興行収入減▼制作スタッフが職を失い損失約4000億円以上になると予想されています。

ホラン千秋キャスター:
今回は俳優組合と脚本家組合が63年ぶりに合同で行いましたが、ストライキは度々起きているようですね。

ハロルド・ジョージ・メイさん:
そうですね。経済のダメージが非常に大きいということで海外では話題になっています。日本の自動車輸出額は15兆円ですが、アメリカの映画産業はそれよりも額は大きく18兆円です。そして最も大きな問題となっているのが「報酬の改善」「AIがもたらす問題」この2つなんです。