3週間以上にわたり動静が途絶えている中国の秦剛外相について外務省の記者会見で質問が相次ぎましたが、報道官は「提供できる情報はない」と述べるにとどまりました。
中国の秦剛外相をめぐっては、先月25日のロシア外務次官らとの会談を最後に、3週間以上にわたり動静が途絶えています。
インドネシアで開かれたASEAN=東南アジア諸国連合の外相会議も「健康上の理由」で欠席していて、17日の記者会見では秦剛外相について記者から質問が相次ぎました。
記者
「外相についての新たな情報はありますか?いつ復帰するのですか?」
中国外務省 毛寧報道官
「この問題について、提供できる情報はありません」
記者
「秦剛氏は今も外相ですか?なぜ3週間も姿を見せていないのですか?」
中国外務省 毛寧報道官
「中国外務省のホームーページを調べてください。提供できるさらなる情報はありません」
外相不在の影響についても質問が出ましたが、「外交活動はいずれも正常に行われている」と強調しました。また、香港フェニックステレビの女性ジャーナリストとの不倫関係や中国共産党の規律検査委員会から取り調べを受けているという秦剛外相をめぐる一部報道については、「知らない」と述べるにとどまっています。
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