海上自衛隊の潜水艦が高知県の高知新港に寄港し、一般公開されました。

寄港した潜水艦「けんりゅう」は全長84メートル、乗員はおよそ70人で音を立てない静粛性に優れ、浮上しないまま長期間、海中で活動できる能力を備えています。

海上自衛隊の基地がない高知県で隊の活動を知って欲しいと開催された一般公開イベントですが軍事機密の塊といわれる潜水艦だけに艦内は基本的に立ち入り禁止。それでも新港には大勢の見物客が訪れ、潜航や浮上の際に使用する舵が動く様子を見たりして、普段はめったに見ることができない「海の忍者」に興味津々でした。

(海上自衛隊潜水艦「けんりゅう」 牧園大志 艦長)
「高知県の潜水艦入港は約20年ぶりとなる。この機会に潜水艦のこと自衛隊のことを高知県民に知ってもらえる良い機会と考えている。きょうからあさってまでの3日間甲板の見学、イベントのブースを開催しているので、潜水艦のことを知ってもらうために『けんりゅう』に足を運んでほしい」

潜水艦「けんりゅう」の公開は7月17日まで行われています。