5年ぶりに復帰した眞鍋政義監督(58)の初陣。そして昨年の東京五輪予選ラウンドでフルセットの激闘の末、惜敗した因縁の相手・韓国との試合を前に、キャプテン・古賀紗理那(26)は『新しい日本代表で戦う初めての試合、圧倒して勝ちたい。』と語っていた。
『若手の勢いに期待したい』と大会前に話していた眞鍋監督。スタメンにはミドルブロッカーに小川愛里奈(23)、リベロに小島満菜美(27)、そしてアウトサイドヒッターに筑波大学3年の佐藤淑乃(20)、と代表デビューとなる3人を抜擢した。第1セット、その佐藤が眞鍋ジャパン初得点となるスパイクを決めると、新キャプテンとなったエース古賀紗理那が得点を重ね、第1セットを25-17で奪う。

第2セットも日本の勢いは止まらない。見せたのは22歳の石川真佑。昨年の東京五輪、韓国戦の勝負所で決められず、悔しい思いをしていた。その思いを晴らすかのように、鋭いスパイク、サービスエースと次々に得点を重ねる。第2セットも危なげなく、25-16で日本が奪う。
続く第3セット、序盤は韓国との一進一退の展開も、代表デビューの小川、途中出場のベテラン内瀬戸真実(30)らの得点で引き離した。第3セットも25-11、セットカウント3-0で韓国を下した日本。新生・眞鍋ジャパンとしても初勝利となった。

この試合両チームトップの22点をたたき出した、キャプテン古賀は「私個人ではなくチームとして速い攻撃を心がけた。今年はサーブをチームのテーマに掲げている。サーブは武器になりつつある。」と語った。
次戦は2日(現地時間)ドイツと対戦する。