県内には、牛や豚を解体する食肉処理施設が中野市と松本市にあります。
この内、松本市の施設は違う施設の整備のために立ち退きを求められていて、移転・新設の候補地を探しています。
中南信のみならず、東信からも牛や豚などが出荷されてくる施設は、どこに移転されるのがよいのでしょうか?


県食肉公社が松本市で運営する食肉処理施設の移転・新設に関する検討会が、13日、長野市で開かれ、県やJAなどの関係者が出席しました。

県内に2か所ある食肉処理施設のうち松本市の施設は、市の土地を無償で利用していますが、市がごみの焼却施設を移転新設するため、立ち退きを求められています。

県によりますと、中南信の複数の箇所が候補地として挙がっているということですが、移転先選びは難航しています。

冒頭を除いて非公開で行われた会議では候補地の具体的な調査結果などが報告されたということです。

■県農政部園芸畜産課・吉田新一課長                                   「地下水が不足していたり、排水までの距離があったり、あるいは住宅地に隣接していたり、すぐにそこを候補地にしようという決定までは至らなかった」

次回の検討会は11月で、候補地の選定についてさらに議論するほか、新しい施設の安定的な運営計画についても話し合うということです。