日本を代表する指揮者・作曲家の外山雄三さんが亡くなったと、13日に所属事務所が公式サイトを通じて発表しました。92歳でした。

公式サイトでは「指揮者/作曲家 外山雄三は、令和5年7月11日午後7時2分 慢性腎臓病のため長野県の自宅にて永眠いたしました」と知らせており、葬儀は近親者のみですでに執り行ったことを明らかにしています。また、後日お別れの会を執り行う予定としています。
外山さんは1931年東京生まれ。1952年に東京音楽学校(現在の東京藝術大学)を卒業してNHK交響楽団に入団。1956年9月にNHK交響楽団を指揮してデビューしました。
1960年NHK交響楽団の世界一周演奏旅行に同行し、ヨーロッパ各地12ヶ国で演奏。作曲家としても「管弦楽のためのラプソディー」によってその名を広めました。
1979年にはNHK交響楽団正指揮者に就任し、1985年にはニューヨークで開催された国連40周年記念コンサートにNHK交響楽団とともに出演、全世界に放送されました。

その後も日本を代表する指揮者・作曲家として、たびたび海外のオーケストラや国際コンクールなどに招かれ、多数のオペラ舞台でも楽曲を指揮していました。これまでに作曲した作品はオペラ、バレエ音楽、ミュージカル、劇音楽、交響曲、協奏曲など多岐に亘っています。
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