■線状降水帯の予測スタート
渡部キャスター:
天気について気象庁も、新たな取り組み。6月1日から発達した積乱雲が帯状につらなり、大雨を降らせる線状降水帯、これの予測情報を出すことを始めます。
線状降水帯というのは、メカニズムがはっきりと解明されていないため予測することが非常に困難だというふうに言われています。
この線状降水帯予測情報を6月から出すわけですけれども、スーパーコンピューターの「富岳」を活用しています。「富岳」を活用してもこの線状降水帯予測情報の的中率は4回に1回ということです。

この難しい線状降水帯の予測情報、地上では船による水蒸気の観測というものを行っております。今まで6隻だったのが、民間などと協力して今後16隻になる予定です。さらに、気象庁初導入となります。マイクロ波放射計というものも導入しております。大気中の水分が発するマイクロ波を受信し、水蒸気を観測するというものです。
気象庁の担当者も「世界最高レベルの技術を用いた予測になっている」ということを話していました。ただ現状は、“空振り”もありますが、予測情報が発表されたら大雨に対する危機感を早めに持ってほしい」ということも話しています。

■マイクロチップ装着が義務化
6月1日からペットショップなどで販売されている犬・猫について、マイクロチップの装着が義務化されることになります。
マイクロチップ、この直径2ミリ、長さ12ミリの小さいものなのですが、これを動物病院などで獣医師が皮膚の下に埋め込むということです。それがなぜ義務化されるのか?このマイクロチップには飼い主の名前・住所などを登録します。メリットは、▼犬・猫が迷子、盗難にあった時などに飼い主を見つけられるようになる。▼飼育放棄抑止する効果もあるというふうに言われております。
ただこちらはペットショップなどで販売される犬・猫への義務ということで既に飼われている方の装着というのは「努力義務」いうことです。今実際に犬・猫の飼い主に話を伺うと、このマイクロチップの装着、悩まれている方が約50%。やはりメリットがあるとはいえ実際に犬・猫にマイクロチップを入れ込むのはどうなのかということで悩まれているということです。

ホランキャスター:
料金はどれくらいですか?
渡部キャスター:
料金は5000円から1万円ほどということです。
井上キャスター:
悩ましいところだと思いますが、災害で生き別れるっていうケースも結構多いです。そういった時にマイクロチップがあるとも言われています。
秋元さん:
探すこともできますか?例えばいなくなっちゃった時に、自分でどこにいるかって探すとか、それはできないのですか?
井上キャスター:
迷子探せるということは実用化の中に入っていますよね。
渡部キャスター:
実際にこのマイクロチップの中に飼い主のデータが15桁の番号で表示されまして、それを犬・猫の首のあたりにマイクロチップ入れるのですが、そこに機械を当てると表示されるようになっていまして、迷子になったときもその機械を、犬・猫の首元に当てれば飼い主の情報が出るというシステム。
ホランキャスター:
そうすると、どこにいるかわからないときは見つからないけれども、誰のかわからないペットが見つかったときに誰のかなっていうことがわかるということですね。
井上キャスター:
あと今技術的に言われているのは人間の指紋が皆違うのと同じように、犬の鼻の文様ですか。あれが1匹ずつ全員違うということで、それをスマートフォン上のアプリケーションで合致させるようなことができるのではないかと。でも猫はできないらしいです。
秋元さん:
ペットショップで義務化されれば無責任に飼って捨ててしまうとか、そういった人も抑止する効果も期待できる意味だと、そこは素晴らしいなと思います。