現在、空き家となっている知事公舎について、その利活用策を話し合う検討委員会が12日開かれました。
金沢市広坂の知事公舎は大正時代の1926年に建てられた木造2階建ての歴史的価値が高い建物です。12日は有識者による2回目の会合が開かれ、委員からは隣接する金沢21世紀美術館との垣根を外し用水に橋を架ける案や、建物を見やすくするため道路に面した土塀を撤去する案などが出ました。
新たにカフェや茶室を設けるなど県民に広く開放する方向で議論が進む一方、秘匿性を担保し特別な体験ができる一棟貸しの宿泊施設にすべきといった意見も挙がりました。
馳知事は「年度内には委員会の案を固めたい」とし、来年度の予算案に整備費用を盛り込む方針です。