後ろを確認しながらさい銭箱の前へ行くと、すぐさまさい銭箱の引き出しを開けました。
時刻はなんと午前9時すぎ、白昼堂々の犯行です。
男は、白い巾着袋のようなものを取り出すと、さい銭を次々とその中に入れていきます。味をしめて、入れ物を予め準備したのでしょうか。
そして、さい銭がどっぷり入った白い袋をポケットに入れると、その姿はカメラから外れました。
しばらくして戻ってくると、男は意外な行動を取ります。
小銭をいくつかさい銭箱に入れ、一瞬だけ、本殿に向かって拝んでいるように見えます。

盗んだことに対する良心の呵責か、あるいは何かのカモフラージュか…不可解で不審な行動をカメラはとらえていました。
度重なる、さい銭泥棒被害。事の発端は、地元の参拝者から寄せられたこんな声でした。