お成り行列 いざ出陣!

(ほら貝の笛音)
田中さん
「ついにはじまりました」

構想からおよそ1年の時を経て生まれた、50メートルにも及ぶ現代版御成行列。現代で言えばパレード、いや、パーティーか。沿道には警察官。メダリストかと思うほど、非日常を体験できます。

先頭は警護役の武士、中央に将軍が鎮座するというフォーメーションで、約1キロ離れた大内氏館跡を目指します。
田中さん
「いけてますね。かっこいいですね」
田中さんいわく、将軍擁する一行ということで、堂々と歩くことがコツなようです。一方…

スタッフ
「緊張してる?」
参加者した子
「はい」
スタッフ
「殿に仕えてる気持ちになれてます?」
別の参加者
「うん、なろうと努力しています。笑」

地域の文化を身近に感じてほしいと、エキストラは老若男女、地元の方々で構成されています。
スタッフ
「ちなみに500年前って、白馬ではなく馬車とかでは?」
田中さん
「史実によると、将軍はカゴで来られたと聞いております」
白馬を採用されたのは、ただ演出上の都合だそうです。
観覧した人
「貴重だなと思います」
別の観覧した人
「山口ならではというか、文化的なところもあるので、誇らしく思います」
別の観覧した人
「山口の文化を再認するようになりますから」
お成り行列は30分…地域の人や観光客に見守られ、終了しました。
参加した子ども
「こういう経験ができてよかった」

別の参加した子ども
「着物ってめったに着ることができないので、子どものうちじゃないと経験できないこともあると思うので、うれしかったです」

記念撮影後は、湯田温泉にある旅館・山水園で当時の宴と、狂言鑑賞を楽しみます。