強い毒を持つ中南米原産の特定外来生物「コカミアリ」が岡山県倉敷市の水島港で見つかりました。国内への侵入が確認されたのは初めてです。

岡山県などによりますと、今月(7月)3日に倉敷市の水島港国際コンテナターミナルで、ヒアリの調査をしていた専門業者がコカミアリと疑われる個体を発見し、県に通報、県職員が現地でコカミアリ約30匹を確認し全て殺虫剤で駆除しました。
コカミアリは体長1~2ミリで、刺されると、非常に激しい痛みのほか水泡状に腫れる症状が現れるということです。特定外来生物に指定されていて、いったん定着すると急速に個体数が増え、生態系への影響を及ぼす恐れがあります。
コカミアリが見つかったコンテナは先月(6月)12日にフィリピンを出発し、先月(6月)27日に水島港に到着したということです。
県などは、引き続き監視を継続するとともに、発見次第、速やかに殺虫処理を行うことにしています。