中国の北京にソロモン諸島の大使館が開設されました。アメリカとの対立が続く中、中国としてはソロモン諸島との関係強化により、南太平洋への影響力を強めたい考えとみられます。

中国国営の中央テレビによりますと、北京市で11日、南太平洋のソロモン諸島の大使館の開設式が行われ、中国を訪問中のソガバレ首相と中国の外交トップ王毅政治局員が出席しました。

また、これに先立ってソガバレ首相は中国共産党の歴史や功績を展示した博物館を視察し、習近平国家主席が提唱する安全保障に関わる構想を称賛したということです。

中国は2019年に台湾と断交したソロモン諸島と国交を樹立して以降、安全保障協定の締結など関係強化を進めていますが、中国としてはアメリカとの対立が続く中、ソロモン諸島との関係強化により南太平洋への影響力を強めたい考えとみられます。