「あなたのスマートフォンがウイルスに感染し、旅行会社に損害を与えている。補填する必要がある」などとウソの電話で、岐阜県多治見市の女性が現金合わせて680万円をだましとられました。
被害に遭ったのは多治見市に住む無職の60代の女性です。
警察によりますと6月28日、女性のスマートフォンに「利用料金について説明したいので、電話をかけてください」というメールが入り、女性が連絡先のセキュリティ協会を名乗る組織に電話すると「あなたのスマートフォンにウィルスが入って旅行会社に損害を与えている。補填する必要がある」と言われたということです。

その後「セキュリティをかけるので、サイバー保険に入りませんか」などと勧められ、女性は指示に従って7月6日までの間に、金融機関のATMから15回にわたって現金を振り込み、合わせて680万円をだまし取られたということです。
家族から「詐欺ではないか」と言われて警察に相談し、被害が発覚しました。警察は詐欺事件として捜査しています。