上空からの撮影など様々な場面で活躍する「小型無人機=ドローン」です。ドローンを使った地域の活性化に取り組む団体がその技術を活かし、新たなイベントをと岡山県吉備中央町で実証実験を行いました。

暗闇の中で光を放ちながら飛んでいるのはドローン。

吉備中央町で行われた空中ショーです。

このショーを企画したのは、まちの活性化を目指し商店街などでドローンレースを開催している日本マルチコプター協会です。

撮影や輸送などの手段としてではなく、ドローンでこれまでになかったイベントを手掛けたいと、岡山でショーの開催を目指しています。

(日本マルチコプター協会 上高 寛之 副代表理事)
「この競技がドローン業界の全てではなくて、色々な使い方があると思う」

企画に賛同したのが、積極的なデジタル技術の活用を目指す吉備中央町。5月、実証実験が実現しました。

(日本マルチコプター協会 上高 寛之 副代表理事)
「プログラムを組んで、光を放ちます。全部電波を使って絵を描いていく、ただ空撮をするだけではなくなってきている」

約10分のドローンショーが、行政の職員らに披露されました。吉備中央町は、まちづくりのコンセプトに合うとして、町のイベントなどに取り入れたい考えです。

(山本吉備中央町長)
「今年から吉備中央町では、有害対策にもドローンを使いますし、ドローンでのイベントをやるようになれば、優しいイベントができるのでは」

(日本マルチコプター協会 上高 寛之 副代表理事)
「ドローンショーを見て、こういったものと言える人が増えたのが、きょうの手ごたえです、吉備中央町と企画を進めていって、どんどん広がって岡山から全国にと考えています」

ドローンをより身近なものに。官民が一体となった新たな挑戦です。