■MLB ホームランダービー(日本時間11日、T-モバイルパーク)

11日(日本時間)にメジャーのホームランダービーが行われ、V.ゲレーロ Jr(24)がメジャー史上初親子での制覇となった。

ホームランダービーの前、大谷は練習に現れると笑顔を見せて、昨季エンゼルスで共にプレーをしていたタイガースのM.ロレンゼン(31)とハイタッチをかわした。そして、スタンドに集まった多くのファンへ時間が許すまでサインを書いていた。

記念撮影前にはメッツ・千賀滉大(30)とも挨拶をかわし長い時間話をし、さらにイタズラ好きの大谷はジャイアンツのA.カップ(35)を見つけると後ろから近づいてお尻を叩いていた。そして、オールスターファン投票で大谷を超える最多得票数を集めたブレーブスのR.アクーニャJr(25)からは写真撮影をせがまれていた。

現在32本でメジャートップのホームランを放っているエンゼルス・大谷翔平(29)の出場も期待されていたホームランダービーだったが5日(日本時間)のパドレス戦で右手中指の爪を割り、マメも出来ていたため緊急降板していた。これによりホームランダービーと投手でのオールスター出場は断念した。

その大谷はリラックスムードでア・リーグベンチの一番奥で立って観戦していると今季11勝を挙げているレイズのS.マクラナハン(26)が話しかけてきたり、ホームランダービーが終わったばかりのレイズ・R.アロザレーナ(28)が記念撮影をお願いしてきたり大忙しの大谷だった。

ナ・リーグのベンチ前で笑顔で観戦していた千賀はチームメイトのP.アロンゾ(28)が登場すると打席のそばで声援を送った。アロンゾがタイムを取ると千賀が飲み物を持っていきタッチを交わして激励を送った。

ホームランダービーは1回戦で地元・マリナーズ、イチローの愛弟子のJ.ロドリゲス(22)が41本と新記録を達成して大歓声を受けるなど球場もヒートアップした。決勝はブルージェイズのV.ゲレーロ Jr(24)とレイズのR.アロザレーナ(28)の対戦。2021年に大谷とホームラン王争いを繰り広げたゲレーロJrが初のホームランダービー優勝、さらにメジャー史上初の親子での制覇となった。

【ホームランダービー1回戦】
〇L.ロバートJr(25・ホワイトソックス)vs.A.ラッチマン(25・オリオールズ)×

×P.アロンゾ(28・メッツ) vs.J.ロドリゲス(22・マリナーズ)〇

×M.ベッツ(30・ドジャース) vs.V.ゲレーロ Jr(24・ブルージェイズ)〇

×A.ガルシア(30・レンジャーズ) vs.R.アロザレーナ(28・レイズ)〇

【準決勝】
×L.ロバートJr vs.R.アロザレーナ〇

×J.ロドリゲス vs.V.ゲレーロ Jr〇


【決勝】
23本 R.アロザレーナvs.V.ゲレーロ Jr 25本