”ウクライナの次は自分たち” NATO前線の街
そのリトアニアの空軍基地ではNATOによる航空演習が行われました。
記者
「コックピットにやってきました。パイロットたちが戦闘機に給油を行うための準備を行っています」

演習では、輸送機から戦闘機への空中給油などを実施。
今回、NATOへの加盟を申請しているスウェーデンの戦闘機も参加しました。
NATO司令官は、同盟国が連携して領空警備を行うことがロシアへの抑止となると話します。

NATO 共同航空作戦センター ハロルド・バン・ピー司令官
「基本的に誰であれ、例えばロシアに対してであっても、我々が集団で取り組んでいること、集団防衛であることを示したいのです」
また、危機感を示すのはリトアニア政府の高官です。

リトアニア ジルヴィナス・トムクス副国防相
「(ロシアは)NATOと戦争を始める一歩手前まで来ています」
リトアニアはロシアの飛び地「カリーニングラード」とロシアの同盟国、ベラルーシに接しているNATOの前線なのです。

多くのリトアニア市民はウクライナに軍事品を送るための"募金"に参加。無人戦闘機や防空レーダーが戦地に送られました。
"ウクライナの次は自分たちかもしれない"。
リトアニア市民はロシアの脅威を切実に感じているのです。
募金を主催するNGO ヨナス・オーマンさん
「市民はウクライナのために何かすることがどれだけ重要か、理解しています。もしロシアがウクライナで勝利すればワグネル、ミサイル、戦車、すべてがここに来ます」
ロシアの脅威にどう対応するのか、7月11日、注目のNATO首脳会議が始まります。














