フィンランドNATO加盟で強まる ロシア包囲網

山本キャスター:
こうした中で、NATO首脳会議のもう一つの注目点は、フィンランドが初めて首脳会議に参加するという点です。フィンランドはロシアと1300キロ、国境を接しているんですよね。冷戦中も軍事的な中立を守ってきた国なんですけれども、歴史的な方針転換を図って今年4月に加盟をしました。
小川キャスター:
この国境の1300キロが戦争の最前線となりますが、これはロシアにとって外交面でも追いつめられると。
星浩さん:
そうですね。軍事的にはクラスター爆弾で押し返すことと、外交戦略上はフィンランドが入るとロシアがNATOと接する面が広くなりますから、ロシアにとって相当な負担になります。アメリカやNATOの戦略としては軍事とその外交戦略として、ロシアを押し込んでいこうという作戦ですが、果たしてそれがどこまで功を奏するか、今度のNATO首脳会議の動向を注目したいと思います。














