九州北部では記録的大雨により、被害が相次ぎました。一方、東京都心では初めて35度を超える猛暑日となり、熱中症の疑いで搬送される人もでました。今後の天気はどうなるのか?気象予報士が解説します。

「地盤が緩くなっているところは特に注意を」

南波雅俊キャスター:
九州北部では記録的な大雨、そして関東を中心にうだるような暑さ、猛暑日となりました。

まずは九州地方での大雨について、各地の被害を見ていきます。

〈佐賀県唐津市〉
・住宅2棟に土砂が流れ込み
・女性が心肺停止
・男性2人が行方不明

〈福岡県久留米市〉
・土砂崩れ
・住宅7棟が損壊
→7月10日の18時30分現在も連絡が取れていないという方がいる状況です。

〈福岡県添田町〉
・住宅に土砂が流れ込み
・70代の女性(妻)が死亡
・70代の男性(夫)が軽症

この他、大分県も含め、九州北部の広い範囲に被害が出ました。

では、今後の雨量も見ていきます。

〈今後の予想雨量〉※7月10日午後6時~11日午後6時までの24時間

・関東甲信 100ミリ
・東海・北陸・東北 80ミリ
・九州北部(山口含む)・四国・中国 60ミリ

関東甲信は100ミリとなっていますが、短時間に降ることが予想されていますので、注意してください。

それから九州北部は60ミリではありますけれども、これまでにかなりの量の雨が降っていますので、特に土砂災害などには警戒が必要です。

気象予報士の広瀬駿さんによると「今週半ば(水・木)は、日本海側中心に雨予想。今回の大雨で、地盤が緩くなっているところは特に注意を」ということなんです。