開発途上国の支援活動を行うJICA(ジャイカ)の海外協力隊員として赴任する長野県関係の2人が決意を語りました。

新型コロナの感染拡大で、活動を停止していた海外協力隊は、2021年から派遣が再開されていて、7月末に出発する県関係の2人が10日、県庁に関副知事を訪ねました。

富士見町の医療機関で働く難波菜摘(なんば なつみ)さん27歳は、モンゴルの医療機関で、理学療法士として活動します。

■モンゴルへ派遣 難波菜摘さん                                       「海外だと理学療法士が少なく、必要な方に必要なリハビリが届けられていない状況があると思います。多くの方に、リハビリが届けられるように、現地の理学療法士と協力していきたいと思っています」

また、松本市の教員、赤羽晋治(あかはね しんじ)さん29歳は、県民が移住したブラジルの村の日本語学校で日本語などを教えます。

■ブラジルへ派遣 赤羽晋治さん                                         「日本の文化を伝えたりとか、もっと言えば日本のことを好きになってもらう、長野県がつくった『アリアンサ』という村なので、長野県のことを好きになってもらう、そんな活動をしていきたいと思ってます」

2人とも「休職」という形で赴任するということで、2年間、現地で活動する予定です。